2024年から生まれ変わる少額投資非課税制度のNISA、つみたて投資枠と成長投資枠の2つがあります。

現役世代の皆さまからは「積立投資ができる新NISAのつみたて投資枠とiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)、どっちを使ったほうがいいの?」とのご質問をよくお受けします。まずはざっくりと比較表を作成してみました。ご覧ください。

筆者作成

さて、両制度の比較表をご覧いただいたところで、今回は新NISAのつみたて投資枠とiDeCoを比較項目ごとに徹底比較してみたいと思います。

1.対象年齢で比較

まず最初は、「対象年齢」から始めてみましょうか。少し詳し目に、対象年齢を比較するイメージ図を作ってみました。ご覧ください。

筆者作成

つみたて投資枠は、18歳以上なら誰でも利用できます。一方、iDeCoは公的年金に上乗せする制度。ですから職業に応じて若干異なりますが、原則20歳から60歳まで、20歳前でもお勤めになっていたり、60歳以降も働き続けていて、公的年金の保険料を負担されている人(65歳まで)も対象になると、こんなふうになっています。

でも、今、現役世代の皆さまにとっては、20歳より前からできるって言われても、あまり関係のない話しかもしれませんね。であれば、これからも長く利用できるのは、iDeCoよりもつみたて投資枠だと、そんなふうに言えるかと思います。