50代オトナ女子のみなさん!今あなたのお住まいは整っていますか?

「なんだ、急に」と思われるかも知れませんが、住まいが整っていない人は家計も整っていません。家計が整わなければお金が貯まるわけがありません!!

ということで、今回は住まいの整え方に習いながら家計の整え方をお伝えします。

かく言う筆者も、子どもが小さいうちは周りにモノがあふれていました。毎日の洗濯物も多いですから、洗って干してたたんで……いや、たたむ前にそれを子どもに着せてまた洗うといった毎日。

学校からの配布物もあちこちに散乱していたので、いつも「あれどこに行った? 今日までだよね」と大騒ぎ。たくさんの時間を“モノ探し”に費やしていました。

キッチンに至っては、かわいいと思って買ったお弁当グッズが日々の食器に紛れ、結局買ったけれど使わないものが食器棚の引き出しに眠っていました。洗い物も間に合わず、キッチンに出しっぱなしの食器を、都度洗っては使い回すといった状態でした。

でも、やがて子どもも大人になり、自分自身も50の声を聞くようになると、「一人の私」を意識するようになりました。同時に、これから続く人生の後半の長い時間を考え始めました。私のいたい場所ってこんなところだっけ? と。

そして始めたのが、住まいの片付けです。今あるものを全て出し、不要なものを処分し、必要なものはその用途に合わせて定位置を決め整理整頓をしていきました。時間はかかりましたが、やがて私の周りは整い、すっきりしてきました。そして「自分にとっての居心地のよい空間とはどういうものか」理解できました。

住まいが片付くと、気持ちの良い時間が過ごせます。必要なモノはすべて定位置に収まっていますからモノを探すという無駄な時間がなくなります。適度な空間が維持されているので、掃除も楽になります。モノであふれる状態がストレスであることを学んだので、買い物をする際の選択基準が明確になりました。「足るを知る」ことができたので、やるべきこととやらなくてもよいことも分かりました。