新年度で1つの区切りを迎え、次なるスタートとしての転職を意識し始めた人も多いのではないかと思います。データを参考にして、現在の労働市場の環境は実際のところどうなっているのかを見ていきましょう。
労働市場は今どうなっている?
人材採用、人材開発、人材アウトソーシングサービスなどを展開しているツナググループ・ホールディングスに属する、多様な働き方の調査研究機関である「ツナグ働き方研究所」は、官公庁などが発表している労働市場関連のデータをまとめた「最新 労働市場データレポート」を毎月発表しています。
4月14日に、3月下旬までに公表された最新データをベースにした、2023年2月度のレポートが発表されました。この数字を見ると、今の労働市場の環境は、決して悪くないことが分かります。
ざっと、同レポ―トが取り上げている数字を列挙すると、次の通りです。
●有効求人倍率(季節調整値)・・・1.34倍
・正社員の有効求人倍率・・・・・1.02倍
・パートのみ有効求人倍率・・・・1.35倍
●完全失業率・・・・・・・・・・・2.6%
出所:ツナグ働き方研究所「最新 労働市場 データレポート」(2023年2月度)
それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。