債券に定評がある「マッコーリー」の運用が魅力
世界のいしずえは、原則として債券だけで運用されます。株式と比べると債券は一般にリスクが低く、世界のいしずえも値動きは比較的小さくなるでしょう。したがって、安定的に運用したい人におすすめの投資信託です。
また世界のいしずえは、運用の一部を「マッコーリー・グループ」に委託しています。同社は1969年にオーストラリアで設立された金融グループで、運用部門の「マッコーリー・アセット・マネジメント」は5090億ドル超の資産を預かっています(2022年9月末時点)。
債券は世界4都市で100名強の専門家が運用を担っており、付加価値の高いサービスを提供する点がマッコーリー・グループの強みです。世界水準の運用を享受したい人は、世界のいしずえをポートフォリオの一端に加えてみてはいかがでしょうか。
なお、債券は金利上昇時に値下がりする傾向にあること、また世界のいしずえは社債に投資するため、国債で運用される投資信託よりはリスクやリターンが高くなることには注意が必要です。
【1年騰落率の比較(2017年12月~2022年11月)】
【三菱UFJ/マッコーリー グローバル・インフラ債券ファンド<為替ヘッジなし>(毎月決算型)の概要】
銘柄 | 三菱UFJ/マッコーリー グローバル・インフラ債券ファンド<為替ヘッジなし>(毎月決算型) (愛称:世界のいしずえ) |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
ファンドのタイプ | 内外債券型 |
設定日 | 2012年6月1日 |
信託期間 | 2032年5月10日まで |
決算日 | 毎月10日 |
受渡期間 | 6営業日 |
販売手数料(最大、税込み) | 2.2% |
信託報酬(全体、税込み) | 1.32% |
信託報酬(販売会社、税込み) | 0.55% |
信託財産留保額 | なし |
主な販売会社 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 岡三証券 イオン銀行 |
執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。