2023年1月、広島銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」の概要

広島銀行の1月ランキング1位は、「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」だった。同ファンドは、主に世界各国の高配当利回りの公益株式に分散投資する追加型投資信託である。運用方針は毎月決算を行い、収益分配方針に基づき分配を行う。そして、長期的な視野に立った運用を行い、適度なリスクで適度なリターンを得ることを目指している。1月は-2.61%のマイナスリターンとなったものの、安定的なリターンが期待できるファンドとして、2月以降も広島銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)
基準価額 2608円
信託報酬 1.81%(年率・税込)
純資産残高 1兆92億円

<騰落率>
1カ月  -2.61%
3カ月  -4.41%
6カ月  -4.73%
1年     14.10%

※1月末時点

全体を見て:「りそなラップ型ファンド」が人気

広島銀行では、「りそなラップ型ファンド」の人気が高かった。同ファンドは、5~10年程度の中長期の運用ニーズや顧客がとり得るリスクの水準に応じて「安定型」「安定成長型」「成長型」の3つの運用タイプがある。ランキング4位の「りそなラップ型ファンド(安定成長型)」は、目標リターンを短期金利+4%、リスク水準を8.36%にして運用を行う。1月末時点における1年騰落率は-3.8%となっているものの、2月以降もランキング上位に入るかどうかに注目している。

■りそなラップ型ファンド(安定成長型)
基準価額 1万1972円
信託報酬 1.10%(年率・税込)
純資産残高 556億円

<騰落率>
1カ月   2.2%
3カ月  -1.9%
6カ月  -3.4%
1年     -3.8%

※1月末時点