2023年1月、りそな銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「日経225ノーロードオープン」の概要
りそな銀行の1月ランキング1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。1月は4.66%のプラスリターンとなった。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が上昇すると売りが増える傾向にある。1月は、同ファンドから約152億円の資金が流出した。これは、国内公募株式投資信託(ETF除く)の中で2番目の大きさである。2月以降も、日経平均株価が上昇する局面では、売りが増える可能性は高いだろう。
■日経225ノーロードオープン
基準価額 1万9872円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2500.05億円
<騰落率>
1カ月 4.66%
3カ月 -0.93%
6カ月 -1.08%
1年 2.66%
※1月末時点
全体を見て:バランスファンドが人気
りそな銀行では、バランスファンドの人気が高かった。ランキング2位の「アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド」は、世界の株式や債券に投資するバランスファンドである。株式ではMLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)やREIT(不動産投資信託)、債券ではハイイールド債券や新興国債券など利回りの高い資産に投資するので、同ファンドのポートフォリオの12月末時点の利回りは8.32%となっている。高い利回りが期待できるファンドとして、2月以降もりそな銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド
基準価額 1万3462円
信託報酬 1.58%(年率・税込)
純資産残高 365.3億円
<騰落率>
1カ月 -4.01%
3カ月 0.57%
6カ月 2.78%
1年 13.96%
※12月末時点