積極的にリターンを求める人におすすめ
野村インド株投資は、運用の一部をノムラ・アセット・マネジメント・シンガポールに委託します。野村アセットマネジメントのシンガポール拠点で、主に太平洋地域におけるリサーチや資産運用を担うため1997年に設立されました。野村インド株投資は、インド株式で28年の運用経験を持つ同社のビプル・メタ(Vipul P. Mehta)氏がファンドマネージャーを務めています。
【ポートフォリオ構築プロセス】
流動性分析 | 時価総額の大きい銘柄を抽出 |
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バリュエーション分析 | PER、PBRといった株価指標で個別銘柄の割安度を分析 |
ファンダメンタル分析 | 競争力や財務体質、ESGなどから個別銘柄の本質的価値を分析(※1) |
個別銘柄の評価 | バリュエーション分析、ファンダメンタル分析をもとに、個別銘柄を評価 |
ポートフォリオ構築 | 個別銘柄の評価に加え、トップダウンによる業種判断(※2)、ポートフォリオ全体のリスク特性、ベンチマーク(※3)からの乖離などを考慮 |
※1.経営方針が明確で、透明性が高い健全な企業に着目
※2.インド国内の経済拡大で恩恵を受ける業種、競争力の高い業種に着目
※3.MSCIインド・インデックス(税引後配当込み、円換算)
インドの力強い成長を予測する調査は少なくありません。大方の予想の通りインドが発展すれば、野村インド株投資においても良好なパフォーマンスが得られるでしょう。
ただし、一般に新興国株式は比較的リスクの大きな資産とされています。株式と為替の双方で大きな値動きが予想されるためです。特に野村インド株投資は1つの国に集中投資するため、その傾向は複数の新興国に投資する銘柄より強くなるでしょう。
もちろん、リスクとリターンは表裏一体です。野村インド株投資のリスクは比較的大きいと言わざるを得ませんが、それだけ大きなリターンにも期待できます。リスクを取ってでも積極的にリターンを追求したい人は、野村インド株投資を検討してください。
【野村インド株投資の概要】
銘柄 | 野村インド株投資 |
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運用会社 | 野村アセットマネジメント |
ファンドのタイプ | 海外株式型 |
設定日 | 2005年6月22日 |
信託期間 | 2030年7月11日 |
決算日 | 7月11日 |
受渡期間 | 7営業日 |
販売手数料(最大、税込み) | 3.3% |
信託報酬(全体、税込み) | 2.2% |
信託報酬(販売会社、税込み) | 1.045% |
信託財産留保額 | 0.5% |
販売会社 | 野村證券 佐賀銀行 |
執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)
証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。