2023年1月、マネックス証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
1位「楽天日本株4.3倍ブル」の概要
マネックス証券の1月ランキング1位は、「楽天日本株4.3倍ブル」だった。同ファンドは、株価指数を対象とした先物取引を積極的に活用することで、日々の基準価格の値動きが国内株式市場の値動きに対して概ね4.3倍程度となることを目指して運用を行うブル型ファンドである。ハイリスク・ハイリターンの投資信託で、大きな利益が狙えるが、大きな損失がでる恐れもある。12月末時点における1年騰落率は-47.3%と、基準価額は大きく下落している。積極的にリスクを取れる投資家以外は購入しないほうがいいだろう。
■楽天日本株4.3倍ブル
基準価額 8196円
信託報酬 1.243%(年率・税込)
純資産残高 564.98億円
<騰落率>
1カ月 -27.2%
3カ月 -2.5%
6カ月 -12.3%
1年 -47.3%
※12月末時点
全体を見て:日経平均株価を対象にしたインデックスファンドが人気
マネックス証券では、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドの人気が高かった。ランキング8位の「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」は、日経平均株価(配当込み)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。12月は-6.6%のマイナスリターンとなったものの、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。2月以降も、日経平均株価が下がる局面では、同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。
■eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
基準価額 1万2164円
信託報酬 0.154%(年率・税込)
純資産残高 270.47億円
<騰落率>
1カ月 -6.6%
3カ月 0.7%
6カ月 -0.2%
1年 -7.5%
※12月末時点