2023年1月、楽天証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

1位「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の概要

楽天証券の1月ランキング1位は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。12月は-6.9%のマイナスリターンとなったものの、1月末時点の基準価額は1万8524円と、12月末の1万8035円から約2.7%上昇した。同ファンドは、つみたてNISAなどを利用して積立投資している投資家も多く、2月以降も楽天証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準価額 1万8035円
信託報酬 0.0968%(年率・税込)
純資産残高 1兆5980.17億円

<騰落率>
1カ月 -6.9%
3カ月 -2.8%
6カ月 -1.5%
1年     -6.1%

※12月末時点

全体を見て:海外株式型ファンドが人気

楽天証券では、海外株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を主要対象とし、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)」に連動する投資成果を目指すインデックスファンド。これ1本で米国株式市場の投資可能銘柄4,000銘柄に幅広く分散投資できる。12月は-7.0%のマイナスリターンとなったものの、1月末の基準価額は1万9130円と12月末の1万8535円から約3.2%上昇した。2月以降も、楽天証券のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■楽天・全米株式インデックス・ファンド
基準価額 1万8535円
信託報酬 0.162%(年率・税込)
純資産残高 7178.67億円

<騰落率>
1カ月 -7.0%
3カ月 -3.0%
6カ月 -1.5%
1年     -7.8%

※12月末時点