2023年1月、SBI証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の概要

SBI証券の1月ランキング1位は、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」だった。同ファンドは「バンガード・S&P500ETF」を通じ、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。12月は-6.91%のマイナスリターンとなったが、1月末の基準価額は1万6983円と12月末の1万6530円から約2.7%上昇した。S&P500種株価指数に連動するインデックスファンドは個人投資家の人気が高いので、2月以降もSBI証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
基準価額 1万6530円
信託報酬 0.0938%(年率・税込)
純資産残高 7101.99億円

<騰落率>
1カ月 -6.91%
3カ月 -2.76%
6カ月 -1.41%
1年     -6.11%

※12月末時点

全体を見て:国際株式型ファンドが人気

SBI証券では、国際株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果をめざすインデックスファンドで、このファンド1本で全世界の株式に国際分散投資できる便利なファンドである。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」でも1位に選ばれており、個人投資家の人気は高い。2月以降も、SBI証券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
基準価額 1万6024円
信託報酬 0.1144%(年率・税込)
純資産残高 7763.6億円

<騰落率>
1カ月 -5.8%
3カ月   0.0%
6カ月 -1.3%
1年     -5.6%

※12月末時点