12月の資金流入額1位は「シティグループ/ダブル・アクセス戦略ファンド2022-12」(1205.80億円)
外国債券型ファンドの12月資金流入額1位は、「シティグループ/ダブル・アクセス戦略ファンド2022-12」だった。同ファンドはシティグループが発行する円建社債に投資し、設定日から約5年後の満期償還時の償還価額を基準として元本を確保することを目指す。そして、シティグループ社債の利息(固定クーポン)と「スタティックマルチアセット・ウィズ・マネーマーケットトレンドVT2指数」の累積収益率によって決まる収益を獲得することを目指す。同ファンドは12月29日に設定され、約1205億円の資金を集めた。これは、2022年に設定した国内公募投資信託で最大となった。
■シティグループ社債/ダブル・アクセス戦略ファンド2022-12
基準価額 1万69円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 1214.12億円
※12月末時点
12月のリターン1位は「野村テンプルトン・トータル・リターンAコース」(4.11%)
外国株式型ファンドの12月リターン1位は、「野村テンプルトン・トータル・リターン Aコース」だった。同ファンドは、新興国を含む世界各国の国債、政府機関債、社債等に投資する。そして、分配頻度、為替ヘッジの有無によりA~Dの4つのコースがある。リターン1位のAコースは、「為替ヘッジあり(限定ヘッジ)」「年2回分配」となっている。ただ、12月は3.4%のプラスリターンとなったものの、1年騰落率は-16.2%と下落している。2023年以降、パフォーマンスの改善があるかどうかに注目している。
■野村テンプルトン・トータル・リターン Aコース
基準価額 7741円
信託報酬 1.806%程度(年率・税込)
純資産残高 8.2億円
<騰落率>
1カ月 3.4%
3カ月 -5.2%
6カ月 -13.0%
1年 -16.2%
※11月末時点