2022年12月、ゆうちょ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」の概要

ゆうちょ銀行の12月ランキング1位は、「ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」だった。同ファンドは、米国のリート(不動産投資信託)に投資し、配当利回りを重視した運用を行う。12月は-6.6%のマイナスリターンとなったものの、116.13億円の資金流入があり、純資産残高は6,492億円となった。これは、国内公募株式投資信託(ETF除く)中で8番目の大きさである。2023年1月以降も、同ファンドへの資金流入が続くかどうかに注目している。

■ダイワ・USーREITオープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)  
基準価額 2203円
信託報酬 1.672%(年率・税込)
純資産残高 6492億円

<騰落率>
1カ月  -6.6%
3カ月  -2.5%
6カ月  -8.7%
1年    -10.6%

※12月末時点

全体を見て:バランスファンドが人気

ゆうちょ銀行では、バランスファンドの人気が高かった。ランキング5位の「JP4資産バランスファンド」は、日本と海外の債券と株式に分散投資するバランスファンドである。そして、「成長コース」は株式70%、債券30%の積極運用を行う。11月末時点における1年騰落率は+2.27%で、2016年2月の設定来騰落率は+62.75%となっている。安定的なリターンが期待できるファンドとして、2023年1月以降も、ゆうちょ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■JP4資産バランスファンド 成長コース
基準価額 1万5826円
信託報酬 0.63965%程度(年率・税込)
純資産残高 569.58億円

<騰落率>
1カ月 0.99%
3カ月 0.77%
6カ月 2.40%
1年    2.27%

※11月末時点