大切なのは、情報を集めて比較すること

つまり、価格などあってないものだということです。消費者が払うなら、それが価格になるとも言えます。世知辛い世の中です。私たちは提示された価格を正当な価格として簡単に受け入れず、他に安く買う方法はないかを意識していなければならないということです。

分かりやすい価格ルールが提示されているのならいいのですが、これが隠されている部分も多いのでやっかいです。隠されている部分を掘り起こさないと、言い方は悪いですが、“搾取”されてしまうということにもなります。

アメリカのようなダイナミックプライシングが日本にどれくらい入っているのか分かりませんが、でも少なくともオンラインでつながった領域に関しては、将来的に影響を受ける可能性はあるのではないかと思います。

消費者として、ダイナミックプライシングの全容を把握することなど不可能だと思います。ただ、そういうことが起こっているとまずは知ること、そしてある程度大きなものを買うときには情報を集めて比較をすることが大切だと思います。比較をすれば、高い安いが見えますから、その差についての質問をすることも可能になります。

ファイナンシャルプラニングは資産運用だけではありません。手元にあるお金の価値をできるだけ膨らませて、賢く使うこともキーなのです。