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2022年はエネルギー価格の高騰が話題でした。2月にロシアとウクライナで武力衝突が発生し、供給が停滞する懸念から原油価格が急騰します。
【原油先物の価格(WTI原油先物)】
これに対応し、1年前にガソリン価格の抑制処置が初めて実施されました。
原油高でガソリン価格の抑制策が初めて実施
2022年1月25日、国は「燃料油価格激変緩和補助金」の導入を発表しました。これは石油元売り会社に補助金を支給することで、ガソリンの卸売価格および小売価格の抑制を目指すものです。レギュラーガソリン小売価格の全国平均が170円を突破することが発動基準となっていましたが、前日に同価格が170.2円を付けたため、実施されることとなりました。
燃料油価格激変緩和補助金は同月27日から適用されています。当初は1リットルあたり5円の補助金を出すものでしたが、4月25日の週からは上限を35円に拡充し、超過分も半分を支援するものに変更されました。
この仕組みにより、2022年のガソリン価格はおおむね170円前後で推移しています。補助がなかった場合のガソリン価格は200円を突破していたとみられることから、価格の抑制効果は十分働いたといえるでしょう。
【1リットルあたりのガソリン価格】
ガソリン価格の抑制に効果を発揮した燃料油価格激変緩和補助金ですが、今年は段階的に引き下げが予定されています。昨年12月、国は1リットルあたり35円を限度に支払っていた補助金を、1月~5月にかけて毎月2円ずつ減額し、6月以降も段階的に縮小していく方針が示されました。