2022年11月、野村證券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「野村インデックスファンド・日経225」の概要

野村證券の11月ランキング1位は、「野村インデックスファンド・日経225」だった。同ファンドは日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。10月は6.3%のプラスリターンとなり、11月末の基準価額も32,963円と、10月末の32,515円に比べて1.3%上昇した。直近のパフォーマンスが好調なので、12月も野村證券のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■野村インデックスファンド・日経225
基準価額 32,515円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 616.9億円

<騰落率>
1カ月  6.3%
3カ月 -0.0%
6カ月  3.6%
1年    -2.9%

※10月末時点

全体を見て:インデックスファンドが人気

野村證券では、インデックスファンドの人気が高かった。ランキング3位の「eMAXIS S&P500インデックス」は、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。10月は9.8%のプラスリターンとなったものの、11月末時点の基準価額は14,696円と、10月末の15,446円に比べて約5%下落している。11月のS&P500種指数は約5%上昇したものの、急激に円高・ドル安が進んだので、円換算ベースのS&P500種指数を対象にしている同ファンドの基準価額は下落したのだ。これまでの円安・ドル高のトレンドが変わりつつあるが、今後も同ファンドが野村證券のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■eMAXIS S&P500インデックス  
基準価額 15,446円
信託報酬 0.33%(年率・税込)
純資産残高 257.05億円

<騰落率>
1カ月 9.8%
3カ月 5.8%
6カ月 7.9%
1年   11.9%

※10月末時点