終身雇用制度が過去のものとなりつつあり、企業にも個人にも変化が求められる昨今。日々新しいテクノロジーが誕生していくなかで、時代の変化に合わせて継続的にスキルをアップデートする必要があります。
そんな「大人の学び直し」のメソッドについてまとめられているのが、馬渕磨理子氏の書籍『京大院卒経済アナリストが開発! 収入10倍アップ高速勉強法』です。今回は特別に、第2章「投資スキルも経済知識も「基礎固め」が9割」、第3章「平日は「仕事8割」でいい」の一部を公開します。(全3回)
※本稿は馬渕磨理子『京大院卒経済アナリストが開発! 収入10倍アップ高速勉強法』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
「小さな手ごたえ」がモチベーションになる! 勉強は工夫して楽しくするもの
社会人の勉強につきものなのが、「とにかく忙しくて、時間がない」。
仕事をしながら、家事も育児も頑張って、さらに勉強を継続させる。そんなのは“無理ゲー”だと思っていませんか。
「時間を作るのが難しい」「モチベーションが続かない」など勉強を継続するにあたり様々な障壁が存在します。そこで、こう考えてみてください。
もし毎日勉強を継続できれば、周囲の人たちよりも質の高い仕事をできるようになる。それに伴い収入も上がっていく、と。
生きていれば自信を喪失するような事態に直面することは多々あります。
出世レースに負けた、決まりそうだった案件を逃した、仕事一筋で生きていたら妻に愛想を尽かされて離婚した……。
生き生きと輝いて見える人に出会うとエネルギーをもらえますが、逆に自分がちっぽけに感じられて、自信を失うこともあります。弱っている時ほど、立ち上がる勇気すらなくなります。
そんな時に、
「自分は自分でいいんだ」
「人は人、私は私」
「今、いる場所で、咲いてみよう」
と、気負わず、焦らず、フワつかずに生きていくために「勉強」が役立ちます。
勉強は、ブレずに自分の道を歩むための道しるべになります。
勉強を継続する限り、「今日も一歩、前に進んでいる」というたしかな実感を伴って毎日を送れるのです。