「12時間」インプットする! 仕事と勉強を一体化させる方法

「『ベイビーステップ(小さな習慣)』なら知っているよ」
「もっと画期的な方法を知りたかった」

という声が聞こえてきそうです。

すでに勉強が習慣づいている人なら、前項で述べた方法は不要かもしれません。

では、次のステップに移りましょう。1日12時間勉強してください。寝る時間と食事の時間以外、勉強するのです。

「不可能に決まっている! だいたい仕事をしながらどうやって12時間も勉強するんだ」と、今度は鋭いツッコミを入れられそうですね。

だから、仕事と勉強を一体化させるのです。
それを私は「仕事と勉強の一体改革」と名付けています。

信じられないかもしれませんが、実際に私は起きている時間の大半、毎日12時間以上インプットとアウトプットに費やしています。

朝7時に起きて深夜0時に寝るまで17時間ありますが、そのうち15時間は仕事をしています。ワーカホリックではなく、単純に仕事が好きだからです。1日7時間の睡眠をきちんと確保しています。

スマホやネットを自由に使え、好きな時に買い物したり、食べたり飲んだりできて、安心して眠れる家がある。最低限の生活が守られている環境下にいて、人は何に面白さを感じるのかというと、最後は知的好奇心なのではないかと思います。

私が仕事を楽しい、面白いと思えるのも、仕事を「インプット」の機会ととらえているからです。仕事はお金を稼ぐ手段とだけ考えてしまうとそうはいきません。

「稼がないと」ではなく、「さあ、学ぼう」という気持ちで仕事に臨むだけで、仕事(勉強)に向き合う姿勢がガラッと変わります。

取材でお話を伺う経営者や実業家の方々も、学びの大切さを口にします。そのステージごとに、学ぶ内容は様々ですが、「死ぬまで、学んでいたい」と話す方もいます。仕事はもちろん、生活のすべてを勉強の機会とみなしている証拠でしょう。

その状態にまで到達すればベストですが、まずは仕事に勉強を組み込む習慣を身につけたいところです。

 

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