岸田政権が掲げる「資産所得倍増プラン」、最近はTVや新聞、ネットでもよく見聞きするようになりました。3年前の「老後資産2000万円問題」と同じように、現役世代の投資への興味・関心が高まっているように感じます。3年前との大きな違いは、炎上ではないこと……(苦笑)。むしろ、「投資はどんな勉強からはじめたらいいですか?」といった前向きな相談が増えています。
でも、今や本屋でもネットでも、マネーや投資にまつわる本や情報があふれ、何を読むのか、その選択能力も問われる時代です。もしかしたら、「お金の勉強をしたいけど、情報が多すぎて選べない」、そこで立ち止まってしまう人もいるかもしれません。ですので、今回は私の“独断と偏見”で、「資産所得倍増プラン」でも謳われている「金融リテラシーの向上」に役立つマネー本をお薦めしたいと思います。
なお、「金融リテラシー」と一言で言っても、いろいろありますし、必要な知識も人それぞれ。そんな訳ですから、以下では、金融庁が「最低限身に付けるべき金融リテラシー」としている4つの柱のうちの3つ、「家計管理」、「生活設計」、そして「資産形成※1」をテーマとしてお薦め本を整理しました。ご一読ください。
※1 正確には「金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択」と言います。