8月のダウ平均株価

ダウは米国主要業種を代表する30銘柄で構成された指数です。

構成銘柄の中ではシェブロンやエクソン・モービルなどの石油株が大きく上昇しました。7月中旬以降も原油価格は下落していますが、石油会社は確実に利益を伸ばしています。また米国株の全セクターの中でエネルギーセクターの年初からのパフォーマンスは突出しており、人気を集める結果となりました。

・ダウ平均株価  31510.43ドル(8月31日時点)

8月のS&P500

S&P500は米国の証券取引所に上場する企業の中で代表的な500社を組み入れて構成された株価指数です。米国経済の現在地を最も正確に表した数字といえるでしょう。

ダウ同様、エネルギー関連株が強さを見せました。また、下落相場の中にあっても、アップルは他のGAFAM銘柄に比べ、株価も持ち堪えていることから、ハイテク銘柄の中ではアップルを長期保有している投資家は多いと実感させる展開となりました。

・S&P500 3955.00ポイント(8月31日時点)

8月のナスダック

ナスダックは主にハイテクセクターやネット企業の動向を知る重要な指標です。GAFAMを中心に米国経済を牽引するテクノロジー企業が組み入れられています。

構成銘柄の中ではバイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズが8月15日に乳がん新薬の有効性を確認と発表したことで株価が上昇しています。その他の銘柄としてはディフェンシブ株として有名な食品メーカーのクラフト・ハインツの株価も健闘しています。

・ナスダック 11816.20ポイント(8月31日時点)

ジャクソンホール会議でのパウエル氏発言のポイント

8月25~27日、米州ジャクソンホール※にて「ジャクソンホール会議」が開催されました。この会議にはFRB関係者や経済学者をはじめ、各国の中央銀行の首脳が一堂に集まり、世界経済について活発な議論が行われています。

今回は利上げがそろそろ緩まるのではとの期待感が高まる状況でしたが、FRBパウエル議長のインフレ退治を最優先事項とする“タカ派”発言により、マーケットの雰囲気が一変しました。少なくとも年内は利上げの継続が確実であり、これはマーケットにとっては大きなマイナス材料となるからです。

※ ちなみに英語では「Jackson Hole」であり、コンサートホールの「Hall」という意味ではありません。この場所はグランドティトン国立公園の玄関口に位置しており、山脈に囲まれたこの場所が穴(Hole)のようになぞられたことが地名の由来です。