7月の資金流入額1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(+447.85億円)

7月の資金流入額1位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。7月末の純資産残高は1兆3,654.70億円と、国内公募の追加型株式投資信託(ETF除く)の中で2番目の大きさである。S&P500種株価指数は2022年になって大きく下落しているが、同ファンドは円建てなので、円安・ドル高がプラスに寄与している。4月20日には基準価額が20,191円まで上昇し、過去最高値を更新した。その後は下落したが、8月に入り再び20,000円近くまで上昇しているので、今後も高水準の資金流入が続く可能性は高いだろう。

■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)  
基準価額 19,236円
信託報酬 0.0968%
純資産残高 1兆3,654.70億円

<騰落率>
1カ月  5.1%
3カ月  2.0%
6カ月  7.8%
1年    14.7%

※7月末時点

7月の資金流出額1位は「日経225ノーロードオープン」(-200.41億円)

7月の資金流出額トップは、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。7月の日経平均株価は、28,000円を目指す展開となり堅調だった。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が上昇する局面で利益確定売りがでる傾向がある。7月の資金流出額上位には、「しんきんインデックスファンド225(-71.33億円)」「eMAXIS日経225インデックス(-52.12億円)」など、日経平均株価に連動するインデックスファンドが多くなっている。ただ、株価が下落する局面では買いが入る傾向にあるので、今後も日経平均株価に連動するインデックスファンドに対する投資家の関心は高いだろう。

■日経225ノーロードオープン 
基準価額 19,998円
信託報酬 0.55%(年率・税込)
純資産残高 2,194.76億円

<騰落率> 
1カ月 5.26%
3カ月 3.62%
6カ月 3.78%
1年    3.03%

※7月末時点