2022年7月、みずほ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「キャピタル世界株式ファンド」の概要
みずほ銀行の7月ランキング1位は、「キャピタル世界株式ファンド」だった。同ファンドは世界中の株式に投資するアクティブファンドで、6月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.テスラ(米国) 5.2%
2.マイクロソフト(米国) 4.2%
3.アルファベット(米国) 2.9%
4.台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(台湾) 2.6%
5.メタ・プラットフォームズ(米国) 1.8%
6月は1.5%のマイナスリターンとなったが、7月末の基準価額は20,748円と、6月末の20,009円に比べて3.6%の上昇となった。世界の株式市場は戻り歩調にあるので、8月も引き続き同ファンドがみずほ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■キャピタル世界株式ファンド
基準価額 20,009円
信託報酬 1.701%(年率・税込)
純資産残高 2,817.8億円
<騰落率>
1カ月 -1.5%
3カ月 -10.0%
6カ月 -13.4%
1年 -4.8%
※6月末時点
全体を見て:外国株式ファンドが人気
みずほ銀行では、外国株式ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」は、世界の成長株に投資するアクティブファンドである。ただ、2022年になって世界的に金利が上昇する中、PERが高い成長株は売りが優勢になっている。同ファンドの6月末時点における6カ月騰落率は-29.66%、1年騰落率は-31.40%と、基準価額gが大きく下落している。みずほ銀行ではランキング上位に入ったが、7月は同ファンドから約46億円の資金が流出した。これは国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の中で10番目の大きさである。ただ、7月末の基準価額は22,798円と、6月末の21,519円に比べて5.9%上昇。純資産残高も5,000億円台を回復している。8月は同ファンドからの資金流出が減少するかどうかに注目している。
■グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)
基準価額 21,519円
信託報酬 1.87%(年率・税込)
純資産残高 4,778.20億円
<騰落率>
1カ月 -2.47%
3カ月 -18.82%
6カ月 -29.66%
1年 -31.40%
※6月末時点