WEBの情報は鵜呑みにして大丈夫? 最適な金融リテラシーを得るには正しい理解から

DCにおける金融リテラシーを向上させる方法は2つです。運営管理機関が提供する教育を通じて向上する方法と、自分で収集した情報をもとに向上させる方法です。

私は国内においてDCが導入されてから現在に至るまで、日本人のDC運用に対する金融リテラシーの現状を見てきました。その経験から皆さんにご提案するのは、初めて運用を始める方や、運用に苦手意識を持ってしまっている方については、運営管理機関が提供する教育を通じて向上する方法をお薦めするということです。

運営管理機関が提供する教材は、非常に簡潔でわかりやすくまとめられているモノが多く、ご一読いただければDCというモノがどういった仕組みでどのような目的で設計されているか、容易にご理解いただけると思います。何事も最初が非常に肝心ですので、初心者や苦手意識のある皆さんには最適だと思います。

もちろん、自分で収集した情報をもとに向上させる方法でご自身のリテラシーを向上させるのも非常に大事なことです。しかし、皆さんの中にもご覧になった経験がある方がいらっしゃると思いますが、WEBを中心に非常に多くのDC関連情報が存在しています。

中でも『運用で儲ける』『運用で損をしたくない』などをテーマに、DC経験者や様々な資産運用経験を持った人たちが、ご自身の主観で情報提供されているモノも非常に多く、実経験をしたことがない初心者の方が、安易にこうした主観的情報に飛びつき、基本を理解せずに鵜呑みにしてしまうと、後で大変なことになってしまう恐れがあります。まずは運営管理機関が提供する教育をしっかりご理解いただければと思います。