ピエモンテにトスカーナ…イタリアワインの主な産地

イタリアワインといってもその産地はさまざまです。ここでは代表的な3つの産地をご紹介します。

ピエモンテ州

イタリア北部に位置する代表的なワインの産地です。フランスに隣接しており、州都のトリノは冬季オリンピックの会場にも選ばれました。

ピエモンテ州のワインは「バローロ」が有名です。ネッビオーロ種を原料に作られる赤ワインで、イタリアワインの格付けでは最高位の「DOCG」に認定されました。世界的な評価も高く「ワインの王様」と評されることもあります。

トスカーナ州

イタリア中部にあるトスカーナは州都フィレンツェを中心に芸術の町として知られます。ワイン作りも盛んで、「キャンティ」はこの地を代表する赤ワインとなりました。

美食の町でもあり、プロシュートやペコリーノチーズはトスカーナ州の名産です。ワインとの組み合わせを楽しんでみてはいかがでしょうか。

プーリア州

イタリアは国土をよくブーツに例えられますが、プーリア州はちょうどヒールの部分に位置しています。アルベロベッロにあるとんがり屋根が特徴の建物「トゥルッリ」は1996年に世界遺産に登録されました。

プーリア州は平野部が多くぶどう栽培に適しており、ワイン生産量はイタリア国内でトップクラスです。また、この地には地場品種プリミティーヴォ種(ジンファンデル種)があり、糖度の高さからアルコール度数の高いワインが作られることもあります。

イタリアには他にもシチリア州やヴェネト州など魅力的なワインの産地はたくさんあります。イタリアワインを産地で飲み比べ、お気に入りの1本を見つけてみてはいかがでしょうか。

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。