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サルーテ! 本日6月2日はイタリアワインの日です。イタリア共和国誕生の日にちなみ、2007年にイタリア大使館とイタリア貿易振興会が制定しました。建国の日をワインの日にするなんて、イタリアの人たちはかなりのワイン好きのようですね。

冒頭の「サルーテ」は乾杯のときに発せられるイタリア語ですが、本来は「健康」という意味を持つそうです。今日は身近な人たちと互いの健康を祝いながらイタリアワインで乾杯してはいかがでしょうか? 本記事ではその話題に役立つ豆知識を紹介したいと思います。

イタリアは世界最大のワイン産出国

世界で最もワインを生産している国はイタリアです。スペイン大使館経済商務部「数字で見るワイン産業(2020年版)」によるとイタリアは2019年に47.5億リットルを生産し、2位のフランス(同42.2億リットル)を上回り1位となりました(いずれも暫定値)。

【国別ワイン生産量ランキング】
1.イタリア:47.5億リットル
2.フランス:42.2億リットル
3.スペイン:33.7億リットル
4.アメリカ:25.6億リットル
5.アルゼンチン:13.0億リットル
6.オーストラリア:12.0億リットル
7.チリ:11.9億リットル
※2019年暫定値

出所:Foods and Wines from Spain Japan(スペイン大使館経済商務部) 数字で見るワイン産業(2020年版)

イタリアは北緯30~50度のワインベルトに位置しており、気候条件がぶどうの栽培やワインの醸造に適しています。ワインの品質保護にも積極的で、古くからワイン法が制定された国の1つです。以来イタリアはワインの品質を厳格に管理してきました。

ワイン法はその後いくつかのルール変更を経て、現在イタリアワインは以下4階級に分けられています。それぞれの格付けを名乗るためには厳しい基準をクリアしなければいけません。

【イタリア格付けワインの一覧】
・DOCG(DOP):保護原産地呼称ワイン
・DOC(DOP):保護原産地呼称ワイン
・IGP(IGT):保護地理表示ワイン
・Vino:テーブルワイン
※2009年にDOCGとDOCは「DOP」に、IGPは「IGT」に変更されたが、従来の表記も認められている

出所:アサヒビール ワインの格付けとワイン法