バランス型ファンド、テーマ型ファンドもランキング入り

「グローバル3倍3分法ファンド」はレバレッジを活用し、純資産総額の3倍相当額の投資を行うことが特徴のバランス型ファンド。「いかなる投資環境や時代でも、想定通りの運用結果が期待できる商品性と仕組みであり、運用実績からも実証されてきている」(証券会社・本部)、「過去の実績と、効果的な分散投資ポートフォリオにより、有効フロンティアより上のリターンを確保している点がいい」(関東地方の第二地銀・本部)などが選んだ理由として挙げられている。

「グローバルAIファンド」はいわるテーマ型の株式ファンドではあるものの、今やあらゆるイノベーションに不可欠とも言えるAIがテーマなだけに、長期的な成長への期待が高いようだ。「AIはこれからまだ伸びる分野と考え、大きな成長が期待される。長期的に考えても、資産形成の中心になると考えるため」(近畿地方の第二地銀・支店)。

5位にはバランス型ファンドの「投資のソムリエ」が入ったが、その安定的なパフォーマンスを評価する声が多かった。「リスクコントロールの優れた投資信託だと考えており、ボラティリティが高い現在の市場環境では安心感がある商品」(関東地方の地銀・本部)。

前回の調査(2021年10月下旬~11月上旬)との比較で言えば、今回はインデックスファンドが姿を消し、選ばれたのは全てアクティブファンドという結果になった。ここ数年、好調が続いてきた株式市場が、足元では不安定になっているだけに、アクティブの運用力への期待が高まってきているのだろう。