相談者のプロフィールとお金データ

【横田敏夫さん(仮名)プロフィール】
・年齢:50歳
・都道府県:愛知県
・家族構成:相談者・妻・小3の娘の3人で暮らす 
・職業:会社員(メーカー勤務)

【寄せられたお悩み】
「これまでは全く投資に興味がなく、妻からiDeCo(個人型確定拠出年金)やつみたてNISAの話をされてもピンときませんでした。また、子どももまだ小学生で、これからかかる教育費のことを思うと、ヘタに投資に手を出して貯蓄を目減りさせるのも……という抵抗もありました。
ところが、突然銀行から『1000万円ものお金が入っていますが、入金の理由は何ですか?』と問い合わせがあり、保険をはじめいろいろ提案を受けたんです。この1000万円とは、母が亡くなって、相続で入ってきたお金です。こうした銀行からの電話を、最初は『営業か。面倒だな』なんて思っていたものの、話を聞いていると自分では無理だと思っていた投資ができそうな気がしてきました。
自分なりに調べて、まずはつみたてNISAからかなと思うのですがiDeCoも気になり……どちらがよいでしょうか。
お金にまつわる不安としては、現在小3の娘の教育費、そして自分たち夫婦の老後資金です。ちなみに、順調にいけば退職金として会社から1300万円ほど受け取れそうです。でも老後の生活費がイメージできないので、この1300万円で足りるかどうかも見当がつきません……」

【お悩みの論点】
1.子どもの教育費がどれくらいかかる分からない
2.投資をしてみたいと思っているけど何をしたらいいか分からない
3.老後のお金も不安

資産状況や月々の収支内訳

世帯の金融資産額(運用中の投資額と預貯金を合わせた金額):1500万円
内訳
預貯金:1500万円
※元々あった500万円ほどの貯蓄に、遺産相続による1000万円が加わった。

収支
<収入>
・世帯の毎月の手取り収入:40万円

<支出>
・毎月40万円

<支出内訳>
住居費1万円、水道光熱費3万円、食費10万円、交通費3万円、通信費2万円、貯金  5万円、教育費5万円、お小遣い5万円、その他6万円
※住居費は祖父の家を受け継いで住んでいるため、ほぼ出費がない。

投資によって「お金に働いてもらおう」と思うことができて、良かったですね。遺産相続、そして銀行からの電話がきっかけだったということですが、きっかけは何であれ、「お金を殖やす」ことに興味を持てるようになってうれしいです。ではしっかりと疑問にお答えしていきますね。