子供の教育費はどれくらいかかるの?
お子さんがまだ小学校3年生で、横田さんが定年退職の60歳の時でも、まだ19歳の大学生。横田さんが再雇用されればいいのですが、それはまだ分からないでしょうから、不安に思うのは無理もありませんね。まずは不安を払拭するために、教育費を明らかにしていくことから始めましょう。
小学生から高校生まで試算する場合は、文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」のデータを見ていきます。
現在の公立の小学校は、1年で約32万円かかりますので、残り3年で約96万円必要となります。
今度は中学生です。公立中学生だった場合は、1年約49万円※かかり、3年間で約146万円※となります。私立の中学に行った場合は、1年間で約140万円かかりますので、3年間で約420万円必要となります。
次に高校生です。公立高校に行った場合、1年で約46万円、3年間で約137万円となります。私立高校に行った場合は、1年で約97万円となり3年間で約290万円となります。
最後に、大学です。大学の費用は、独立行政法人日本学生支援機構「学生生活調査結果(平成30年度)」で見ていきます。国公立ですと4年間の学費は約255万円となり、私立ですと約550万円となります。
以上をまとめると、現在小学3年生のお子さんが大学を卒業するまでの教育費の目安は、「(進路次第な部分も大きく、幅がありますが)約634万円から約1357万円」となることが分かりますね。この教育費の試算をしてみて、相続で得た1000万円とご自身で貯めてきた500万円の預金でまかなうことができ、ひとまず教育費については安心できましたね。
では、もう一つの不安、自分の老後のお金を考えていきましょう。