電気代だけじゃない! 3月以降の値上げ一覧

3月以降に引き上げられるものは電気料金だけではありません。同じく燃料費調整単価が料金に反映されるガス料金も3月から引き上げられます。

マヨネーズやケチャップといった家庭に欠かせない食品も3月以降の値上げが発表されました。トイレットペーパーなどの日用品も値上げが予定されています。各社は値上げの理由として原料費の上昇のほか燃料価格の高騰に伴う物流費の上昇などを挙げました。エネルギー価格の上昇は生活必需品にも影響があるようです。

さらに2022年は社会保障の負担も引き上げが予定されています。私たちの給与から天引きされる雇用保険料は現行0.9%ですが、4月に0.95%、10月に1.35%への引き上げが決定されました。新型コロナウイルスに対応する助成金の支出が増えたため、保険料の引き上げで減少した財源を補う目的があります。また高齢者の医療費負担も、10月から現行の1割から2割へ引き上げられる見込みです。

火災保険料は一般的に損害保険料率算出機構が算出する「参考純率」に基づいて決定されますが、これが2021年6月に引き上げられました。各社の火災保険料には10月から反映されるとみられています。

理由があるとはいえ、値上げは頭が痛い問題ですね。うっかりお金を使いすぎないよう、家計の把握に努めてみてはいかがでしょうか。

【2022年3月以降に値上げされるもの】

 

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。