2022年2月、横浜銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「eMAXIS 日経225インデックス」の概況

横浜銀行の2月販売件数ランキング1位は、「eMAXIS 日経225インデックス」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドで、1月末時点における騰落率は、以下の通り。

■eMAXIS 日経225インデックス

基準価額 31,391円
信託報酬 0.44%(税込)
純資産残高 436.01億円

<騰落率>
1カ月  -6.3%
3カ月  -6.5%
6カ月  -0.4%
1年      -1.3%

※1月末時点

そして、2月の日経平均株価も1.8%下落した。24日には25,775.64円まで下落し、昨年来安値を更新している。ただ、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。3月に入ってもウクライナ情勢の緊迫化から日経平均株価は上値の重い展開が続いているが、株価が下落する局面では同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。

全体を見て:インデックスファンドが人気

横浜銀行の2月販売件数ランキングの上位5ファンド中、4つがインデックスファンドとなっている。2位の「インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)」は、NASDAQ100指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。NASDAQ100指数は、ナスダック市場に上場している企業のうち、金融業を除いた時価総額上位100社の株式で構成される指数である。同ファンドの2月末時点における騰落率は、以下の通り。

■インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)

基準価額 12,785円
信託報酬 0.484%(税込)
純資産残高 286.72億円

<騰落率>
1カ月  -1.7%
3カ月 -12.10%
6カ月   -4.38%
1年        20.31%

※2月末時点

NASDAQ100指数は、2022年になって上値の重い展開が続いている。FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ観測が高まったことや、ウクライナ情勢の緊迫化によって投資家のリスク回避姿勢が強まったからだ。NASDAQ100指数はIT・ハイテク株の比率が高く、3月に入っても上値の重い展開が続いているが、引き続き横浜銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。