ここに注目:「ジパング企業債ファンド」が2位にランクイン
2021年12月から順位を1つ落としたものの、「ジパング企業債ファンド」が2位にランクインしている。同ファンドは、インカム収益の獲得を重視し、普通社債や劣後債など様々な債券に投資を行う。2021年5月末時点の同ファンドのポートフォリオの最終利回りは1.65%で、10年国債利回り0.08%、普通社債0.29%を大きく上回っている。ただ、劣後債の割合が74.5%(1月末時点)という点には注意が必要である。劣後債とは普通社債に比べて元本と利息の支払い順位が低い社債。通常の社債よりリスクが高いぶん、利回りも高くなっているのだ。また米ドル建て債券も25.5%あり、為替変動リスクもある。元本が保証されている金融商品ではないという点に注意が必要だ。また、世界各国で金利上昇圧力が強まる中、債券は売られやすい状況になっている。2月以降も同ファンドが三井住友信託銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。