前編ではiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)と個人年金保険のことを「積み立てるとき」、「運用しているとき」、そして「受け取るとき」のそれぞれステージについて、税制の観点から比較をしてみました。さらに、3つのステージを合わせて考えると、iDeCoでも個人年金保険でも、その税制優遇の本質とは、「課税の繰り延べ」であることをお伝えしました。そして、その本質から考えると、iDeCoを優先して考えたほうがいい、という結論を導き出したのです。
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でも、イデコ派である私(コイデ)としては、まだまだ言い足りない(笑)、そんなことがiDeCoと個人年金保険の比較にはあるのです。
そこで後編では、iDeCoと個人年金保険のことを、運用面から比較してみたいと思います。さらに、私がライフプランセミナーの講師を務めた際、iDeCoや個人年金保険との違いについて、たまにご質問をお受けする、拠出型企業年金保険のことにも少し触れますので、引き続きお付き合いいただければ幸いです。