社会的責任投資。金銭的リターンだけではなく、社会的・倫理的な面への配慮も評価して投資対象を選定する運用手法。1920年代の米国で、キリスト教に反する製品・サービス(武器、ギャンブル、タバコ、アルコールなど)に関わる企業を投資対象から除外したことが起源とされる。その後、反戦(ベトナム戦争)、反アパルトヘイトなど各時代における社会的要請も取り入れつつ、SRIは姿を変えてきた。近年のESG投資もSRIの一種と言えるが、SRIが除外すべき特定業種を検討対象とするのに対し、ESGは大半の企業に該当する検討対象という違いがある。