10月の新規設定額は9月に比べて増加

10月に新規設定された国内公募投資信託は、当初設定額が約538億円となり、9月の304億円から増加した。もっとも新規設定額が大きかったのは、「米国ネクストビジョンファンド(為替ヘッジなし)」の約157億円。今年に入って新規設定した投資信託のうち、9番目の大きさだった。同ファンドは、米国のテクノロジー関連企業の株式に投資するアクティブファンドである。テスラやショッピファイなど米国のテクノロジー関連企業に、徹底的なボトムアップアプローチを通じて投資する。そして、2番目に新規設定額が大きかったのが、「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(予想分配金提示型)(為替ヘッジなし)」だった。同ファンドは、10月末時点で7,687億円の純資産残高がある「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」の予想分配金提示型。「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」が年1回の決算であるのに対し、予想分配金提示型は隔月決算で、各決算期末の前営業日の基準価額に応じて分配を行う。頻繁に分配金を受け取りたい投資家向けのファンドで、今後も順調に純資産残高を増やしていくかどうかに注目している。