finasee Pro(フィナシープロ)
新規登録
ログイン
新着 人気 特集・連載 リテール&ウェルス 有価証券運用 金融機関経営 ビジネス動画 サーベイレポート

「IFAエグゼクティブ・サーベイ2025」注目ポイントを一挙解説(1)――ビジネス戦略編

finasee Pro 編集部
finasee Pro 編集部
2026.01.19
会員限定
「IFAエグゼクティブ・サーベイ2025」注目ポイントを一挙解説(1)――ビジネス戦略編

「Ma-Do」および「finaseePro」(株式会社想研)はこのほど、全国のIFA法人のビジネス規模や収益構造、経営戦略の横断的把握を目的としたアンケート調査を実施し、その結果を「IFAエグゼクティブ・サーベイ2025」として取りまとめました。今回の調査結果からは、経営環境が変化する中で持続性の高いビジネスモデルをいかに確立するかといった課題認識とともに、戦略を高度化させる取り組みの広がりも明らかになりました。ストック型ビジネスへの移行や付加価値向上の鍵となる商品戦略に焦点を当てつつ、データから業界の現在地を俯瞰します。

調査概要

調査は、全IFA法人数672社(金融庁公表、2025年10月末時点)のうち69社(10.27%)の経営層(代理回答を含む)の方々にご協力いただき、回答を集計しました(回収期間は2025年9月~10月)。

回答社を登録年別にみると、2007年(金融商品取引法の全面施行年)の登録企業が17.4%で最多。金融商品仲介業以外の事業については生命保険代理業(66.7%)が最も多く、損害保険代理業は44.9%、不動産仲介業が18.8%、銀行代理業が7.2%となっています(複数回答)。

預かり残高の規模別(25年3月末時点)では、10億円以上50億円未満(26.1%)の割合が最も大きく、1000億円以上は5.8%、10億円未満は13%でした。金融商品仲介業における顧客口座数(同)は、100口座以上500口座未満の割合が29%と最も大きく、5000口座以上は14.5%でした。アドバイザーの人数については5名未満が39.1%で最多、50名以上は14.4%となっています。

 

活動歴が長いほどフィー収益比大

登録後の活動歴が「10年未満」と「10年以上」のIFA法人を比較すると、長くビジネスを続けている事業者ほど預り資産も口座数も大きい傾向が見て取れます。

預かり資産残高が500億円以上の割合は、10年未満では5.9%ですが、10年以上では20%に。口座数が3000以上の割合は10年未満で11.8%に対し、10年以上では22.8%になっています。

フィー収益比率についても、活動歴による傾向の違いが見られます。フィー収益比率が50%以上の割合は、登録10年未満では20.6%、10年以上では40%でした。

※フィー収益=残高に応じて顧客から受け取る報酬。

 

 

今回の調査では足元の状況に合わせ、預かり資産残高や口座数について、前年同期(24年3月末)からどのように変化したかを尋ねました。

預かり資産残高については、42%がプラスになったと回答しています。内訳は「50%以上」が10.1%、「30%以上50%未満」が5.8%、「10%以上30%未満」が20.3%、「0%以上10%未満」が5.8%です。

 

 

一方、残高がマイナスになったとの回答は58%を占めています。

投資信託の信託報酬の低下傾向が業績に与える影響を尋ねたところ、「影響はない」が44.9%、「影響はややある」が33.3%、「影響は大いにある」は7.2%でした。

 

 

続きを読むには…
この記事は会員限定です
会員登録がお済みの方ログイン
ご登録いただくと、オリジナルコンテンツを無料でご覧いただけます。
投資信託販売会社様(無料)はこちら
上記以外の企業様(有料)はこちら
※会員登録は、金融業界(銀行、証券、信金、IFA法人、保険代理店)にお勤めの方を対象にしております。
次のページ 信託報酬の低下圧力に対策は?
1 2

関連キーワード

  • #IFA

おすすめの記事

IFA法人のパイオニア、GAIAが上場 中桐啓貴社長に聞く 
フィービジネスを日本で定着させるために

finasee Pro 編集部

三井住友銀行で「ゴールド」が値下がりでも人気上昇、分散投資型「ライフ・ジャーニー」もトップ10に復帰

finasee Pro 編集部

「支店長! もっと自分を必要としてくれる会社に転職したいです」

森脇 ゆき

ゆうちょ銀・郵便局の売れ筋は上位6本が不動、代表6資産がすべてマイナス成長だったバランス型は順位が交錯

finasee Pro 編集部

福岡銀行で「配当フォーカス」など国内株ファンドに人気、外国株は半導体・AIから関心が分散か

finasee Pro 編集部

中途半端な再発防止策も容赦なく「処分の対象」に?--他人事にしにくいプルデンシャル行政処分の3つの注目点

川辺 和将

著者情報

finasee Pro 編集部
ふぃなしーぷろへんしゅうぶ
「Finasee」の姉妹メディア「Finasee PRO」は、銀行や証券会社といった金融機関でリテールビジネスに携わるプロフェッショナルに向けたオンライン・コミュニティメディアです。金融行政をめぐる最新動向をはじめ、金融機関のプロフェッショナルにとって役立つ多様なコンテンツを日々配信。投資家の皆さんにも有益な記事を選りすぐり、「Finasee」にも配信中です。
続きを読む
この著者の記事一覧はこちら

アクセスランキング

24時間
週間
月間
「支店長! もっと自分を必要としてくれる会社に転職したいです」
三井住友銀行で「ゴールド」が値下がりでも人気上昇、分散投資型「ライフ・ジャーニー」もトップ10に復帰
【みさき透】今泉宣親・金融庁銀行第二課長インタビュー
投信ビジネスで培った信頼は預金の粘着性につながる
個人向け国債、現場はどう向き合うか~顧客対応と社内評価の実態を探る
中途半端な再発防止策も容赦なく「処分の対象」に?--他人事にしにくいプルデンシャル行政処分の3つの注目点
国内株は高値一服で押し目買いの資金流入が拡大、高パフォーマンスはヘルスケア関連株ファンド=25年11月投信概況
「支店長!お客さまが迷惑そうなので、電話をしたくありません!」
西日本シティ銀行の売れ筋ランクアップファンドに価格変動の洗礼、価格波乱なく堅調に推移するファンドとは?
【有識者対談】“正念場”の保険業界に学ぶ「顧客本位のビジネスモデル」の持続性(前編)
「支店長! 60 歳男性に対して投資信託の商品は何を提案するのが正解ですか?」
個人向け国債、現場はどう向き合うか~顧客対応と社内評価の実態を探る
中途半端な再発防止策も容赦なく「処分の対象」に?--他人事にしにくいプルデンシャル行政処分の3つの注目点
「支店長! もっと自分を必要としてくれる会社に転職したいです」
ゆうちょ銀・郵便局の売れ筋は上位6本が不動、代表6資産がすべてマイナス成長だったバランス型は順位が交錯
【みさき透】今泉宣親・金融庁銀行第二課長インタビュー
投信ビジネスで培った信頼は預金の粘着性につながる
中国銀行の売れ筋で外国株式ファンドの勢力図を再編、「世界のベスト」「WCM」が上位固定の一方で新興勢が存在感
福岡銀行で「配当フォーカス」など国内株ファンドに人気、外国株は半導体・AIから関心が分散か
三菱UFJ銀行の9月ランキングで「ウェルス・インサイト(標準型)」がトップ維持、「世界のベスト」が急浮上
三井住友銀行で「ゴールド」が値下がりでも人気上昇、分散投資型「ライフ・ジャーニー」もトップ10に復帰
【独自】世界の要人が参加「ブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラム」、来年11月に東京で初開催へ
佐々木城夛の「バタフライ・エフェクト」第21回:“106万円の壁”撤廃の影響を受けるセクターとは
個人向け国債、現場はどう向き合うか~顧客対応と社内評価の実態を探る
【みさき透】今泉宣親・金融庁銀行第二課長インタビュー
投信ビジネスで培った信頼は預金の粘着性につながる
【第3回】オルタナティブ資産ファンドは何を見て選ぶのか
「支店長!お客さまが迷惑そうなので、電話をしたくありません!」
J-FLECの労作「家計見える化報告書」で“先送り”にされた2つの論点
「過去の実績上位」だけに頼らない投資信託の提案アプローチ ~10年間のデータが示すファンド成績の入れ替わりと販売現場で役立つ活用ポイント~
“霞が関文学”で読み解く金融界② 仕組債販売ルール指針案と「文脈検査の拡張」
【有識者対談】“正念場”の保険業界に学ぶ「顧客本位のビジネスモデル」の持続性(前編)
「家計の見える化」が拓く新たな地平――74項目のデータを実務の叡智に変えるために
ランキングをもっと見る
finasee Pro(フィナシープロ) | 法人契約プランのご案内
  • 著者・識者一覧
  • 本サイトについて
  • 個人情報の取扱いについて
  • 当社ウェブサイトのご利用にあたって
  • 運営会社
  • 個人情報保護方針
  • アクセスデータの取扱い
  • 特定商取引に関する法律に基づく表示
  • お問い合わせ
  • 資料請求
© 2026 finasee Pro
有料会員限定機能です
有料会員登録はこちら
会員登録がお済みの方ログイン
有料プランの詳細はこちら