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投資信託で長期投資!エッセイコンクール受賞作品<実務者部門>【2月13日「NISAの日」記念】

「投資信託で長期投資! エッセイ・コンクール」<実務者部門>結果発表!【2月13日「NISAの日」記念】

finasee Pro 編集部
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2026.02.13
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「投資信託で長期投資! エッセイ・コンクール」<実務者部門>結果発表!【2月13日「NISAの日」記念】

「投資信託で長期投資」への思い、全国の投信販売担当者から届く

多くの人々の生活を豊かにする長期投資の普及促進、ならびに投資信託の長期保有がもたらす価値提供における販売現場の実体験からの学びを共有することを目的に開催された「投資信託で長期投資! エッセイ・コンクール」。金融機関の投資信託販売担当者の皆さまから顧客との関わりを通じた気づきや学びを多数、お寄せいただいた。その中から選ばれた最優秀賞、優秀賞、佳作を2026年2月13日「NISAの日」に発表する。なお、NISAの日は「2(ニ)」と「13(イサ)」で「ニーサ」と読む語呂合わせからNPO法人DC・iDeCo協会により日本記念日協会に記念日登録されている。

栄えある賞の選考は投資信託協会 会長 松下浩一氏、国際社会経済研究所 理事長 藤沢久美氏、キャピタル・インターナショナル 代表取締役社長 小泉徹也氏、想研  finasee Pro編集部により行われた。

最優秀賞は「春を目指す羅針盤」に決定

最優秀賞に選ばれたエッセイは、「春を目指す羅針盤」(ニックネーム・氷見の寒ブリ、敬称略)。

作者が赴いた継続教育の企業研修。当初は薄かった会場の反応が、顧客心理をひも解く機転によって一変していく様を雪国ならではの情景をモチーフに描いた。資産運用を航海にたとえ、再定義するプロセスには顧客本位における本質的な気づきが凝縮されている。顧客に寄り添い、導き続ける伴走者の大切な役割を示唆する点が評価された。

最優秀賞作品について4人の審査員は次のような講評を寄せている。投資信託協会 会長 松下浩一氏は、「販売実務の最前線における顧客の行動変容に寄り添う対話的なアプローチに、信頼関係の構築に向けた工夫がうかがえる。地域社会における金融リテラシー向上への実践的な取り組みと、個人の経済的自立支援の双方に真摯に向き合う姿勢が伝わる作品」と評した。

同じく国際社会経済研究所 理事長 藤沢久美氏は、「知識はあっても行動に移せない若者たちにゴールベースアプローチで寄り添う姿勢が印象的。顧客の心情を慮り、迷いを晴らそうとする過程に販売員の役割である付加価値の提供が示されています。顧客の人生に思いを馳せ行動で表す姿に真の投資教育のあり方がうかがえます」と述べている。

続いてキャピタル・インターナショナル 代表取締役社長 小泉徹也氏は「本作品は、投資において最も重要な『なぜ投資をするのか』という原点に立ち返り、お客さまが人生の目的に沿って自ら投資行動を考えられるように導く姿勢が描かれています。ゴールベースアプローチに基づく対話や、迷いを取り除く気づきの提供、そして継続的なフォローを通じて軌道がぶれないよう伴走する姿は、アドバイザーの方ならではの真価です。巧みな比喩表現と実践知が融合し、読む者の心に深く残る優れた作品だと思いました。これからもぜひ継続して、お客さまの長期投資によるゴール達成を後押ししていただきたいと思います」と評した。

なお、finasee Pro編集部は「立山連峰の雪解け水という比喩を軸に地域特性を踏まえた資産形成支援の様子が伝わる。『地図ではなく羅針盤』『ほったらかしではなく軌道修正』など独自の視点に説得力があり、企業研修での気づきと顧客への貢献に学びがある。ゴールベースアプローチと伴走者の重要性を実践に基づいて捉えており、情景が浮かぶ文章表現と投資啓蒙の実践が融合した作品」と述べている。

最優秀賞:「春を目指す羅針盤」(ニックネーム・氷見の寒ブリ)

見上げれば、深い雪を抱いた立山連峰がそびえ立つ。富山を潤す清流は、すべてあの雪解け水から始まる。その水が流れ出すまでには、とてつもない時間がかかる。長く厳しい冬を耐え、大地を温める春の日差しをじっと待たなければならない。

富山県は数字だけを見れば「金融先進県」だ。金融リテラシー調査や貯蓄額は全国上位。だが、私の感覚は真逆だ。「預貯金が一番。投資は危ない」そんな警戒心が、分厚い雪の下にガチガチに固まっているように感じられる。

ある時、数カ月にわたる企業での継続研修を任された。研修初日。会議室には雪が音を吸い込んだような静寂が漂っていた。作業着やスーツ姿の若者たちは無関心。「また勧誘か」というような冷ややかな雰囲気が漂っていた。世界的な経済成長やNISA(少額投資非課税制度)について熱弁を振るったが、反応は皆無。手応えはなかった。

研修終了後のアンケートは白紙か「特になし」という回答ばかり。ほとんどがネット証券で口座開設をしているものの投資経験はないようだ。情報があふれる時代。知識という名の地図を持ってはいるものの、彼らはデジタルの雪原で迷子になっているのだ。

地図があっても動けないのは、そもそも投資には「目的地」が必要だという発想がなかったからだと考えた。そこで2回目の研修からは「ゴールベースアプローチ」へ話を転換した。住まい、教育、老後。人生の節目となるライフイベントを挙げ、彼らに語りかける。

「いつ、いくら必要か。目的地を決めて現在へ線を引く。そうすれば、自分に合った積立額や商品が見えてくる」。それは、彼らが知識を仕入れているであろうSNSや動画サイト等では教えてくれない視点だったはずだ。その瞬間、会場の空気が変わったのが分かった。彼らの視界を覆っていた「迷い」という霧が晴れた瞬間だった。

私はさらに続けた。「例えれば、資産運用は数十年続く航海のようなもの。船の角度が一度ずれるだけで、数十年後の到着地は全く違う場所になりえる。だから『ほったらかし』ではなく、ゴールにたどり着くには、定期的な軌道修正が必要なのです」。白紙のアンケートは目に見えて減っていた。「目先の利益ばかりを気にしていた」「自分の角度は合っているのか知りたい」といったような切実な思いが伝わってくるようだった。彼らが求めていたのは、ただの地図ではない。航路のずれを確認し、導いてくれるような「羅針盤」だったのだ。

一度ゴールを決めても、たった一人で冬を越えるのは心細い。市場が急変し、スマホが沈黙する時こそ、私は声をかけ続ける。「道は間違っていない。ゴールへの航海は、決して止まっていない」その伴走があって初めて、彼らは留まることができるのではないか。

長期積立投資を完走するために必要なことは、知識だけではない。膨大な情報は、時に吹雪となって視界を奪う。だからこそ、隣で羅針盤を掲げ続ける「伴走者」が必要だ。その熱がこの雪国の雪を溶かし、「恵みの水」へと変えていく。やがて彼らの人生を深く潤す、豊かな春の源流となるのだ。

優秀賞・佳作の各作品もfinasee Proにて紹介予定、乞うご期待

優秀賞、佳作の各作品名と受賞者名(ニックネーム)は次のとおり。作品は順次、finasee Proにて近日公開予定となっている。

優秀賞:「家族の笑顔を見るために」へそくりやりくり
佳作:「『あなたが悪いわけじゃない』―その一言が教えてくれた長期投資」れおくんのママ  「新人証券マンの熱意と決意」あさくら  「窓口で、ほどく」M.S  「出口戦略の大切さ」H.O  「お客さまに寄り添って」NISAの窓 (敬称略)

 

■「投資信託で長期投資! エッセイ・コンクール」(実務者部門) 【主催】想研 【協力】NPO法人DC・iDeCo協会 【特別協賛】キャピタル・インターナショナル 【結果発表】2026年2月13日
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