年齢によって変わる「ねんきん定期便」の内容
毎年の誕生月に日本年金機構から送られてくる「ねんきん定期便」。ろくに見もせず、ポイ捨てしていないでしょうか? それはもったいないことです。たかがハガキ1通と侮るべからず、ねんきん定期便はあなたの最新の年金記録がコンパクトに整理された貴重な情報源なのですから。
ねんきん定期便は年に1度、直近の年金記録を加入者本人の住所に送付する制度ですが、当該年度の年齢によって送付書の体裁や中身が変わることをご存じでしたか? 詳しくは、次の通りです。
■節目の年に送付されるもの 35歳・45歳:封書による全加入期間の記録に基づく 「これまでの加入実績に応じた年金額」のお知らせ 59歳:封書による全加入期間の記録に基づく「年金見込額」のお知らせ
ねんきん定期便では、35歳と45歳、そして定年(年金保険料の払い込み終了)前の59歳という節目のタイミングで、過去の全加入期間を通した詳しい年金記録が届きます。
50歳未満は加入実績に応じた年金額しか記載されないのに対し、50歳以降は将来受け取る見込額が示されるので、よりリアルな数字を把握することができます。とはいえ、「細かい数字の羅列で目が疲れる」という方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、50歳以上の人に届くねんきん定期便のフォーマットを例に、「ここだけは見ておきたい」というチェックポイントをご紹介したいと思います。