50代になると、将来の年金が気になる方も増えてきます。「ねんきん定期便」に表示される受給見込額を見て、どのように考え、老後資金の計画を立てればよいのでしょうか。
「ねんきん定期便」では「合計220万円」
智弘さん(55歳)は、現在の会社には高校卒業後に入社し、以来ずっと現場の技術職を続け、今では現場の責任者を任されています。
仕事柄、土日に出勤することもあるため、仕事中心の生活を送ってきました。家のことはちょうど1歳下で、専業主婦を続ける妻・香菜さん(54歳)に任せきりで、老後のお金のことはあまり考えていませんでした。
そんな中、55歳の誕生月を迎えた智弘さんに「ねんきん定期便」が届きました。
香菜さんからも「そろそろ年金のことを考えたほうがいいんじゃない?」と言われます。
智弘さんもいつしか年齢を重ね、10年後には年金の受給が始まる歳になったのです。さすがに「ねんきん定期便」くらいは見ておかなければと思った智弘さんは、その中身を確認しました。
「ねんきん定期便」には65歳から受給できる年金(老齢基礎年金・老齢厚生年金)の見込額が表示されていました。
受給見込額には、老齢基礎年金と老齢厚生年金の合計で220万円と表示されています。
「これは年額だよな。同年代の人と比べて多いほうなのか、少ないほうなのか」
智弘さんはそう疑問に思います。
「親世代と比べると、少ないはずだ。妻の香菜が年金を受けとれるのは1年遅れだが、その香菜の受給見込額は100万円のようだ。2人の年金だけでは生活にあまり余裕はないだろうな」
