<前編のあらすじ>
50歳会社役員の神津昭さん(仮名)は自身の浮気が原因で、20年連れ添った妻・麗美さんと離婚に向けた話し合いを始めました。
その際、麗美さんから求められた条件は娘たちの学費負担と自宅マンションの譲渡でした。「財産分与・慰謝料なし」に安堵した神津さんは麗美さんの要求を受け入れますが、この選択が思わぬ落とし穴となり、さらなる苦難を招くことに……。
●前編:「財産分与は求めないし慰謝料も要らない」夫の浮気発覚で修羅場を迎えた50代夫婦…高収入妻が求めた「たった2つのこと」
交際相手はタワマン高層階、海外挙式を希望
結婚20年、そして50歳を迎えた節目の年に、私は離婚という大きな決断をしました。
妻の麗美と話し合って離婚を決めた後、私は家を出て交際相手の梨沙のマンションに転がり込みました。自宅へは必要に応じて帰るだけの生活です。
正式に離婚して梨沙と籍を入れた後も、2人でここで暮らしていくつもりでした。
ところが、梨沙は違ったようです。
「新婚生活は新しい家でスタートしたいよね!」
梨沙が希望したのは、都内が一望できるタワーマンションの高層階の部屋でした。最近は賃貸物件も増えてきましたが、家賃は月額で50万円以上かかります。
それだけではありません。
「派手な披露宴は要らないけれど、一生の思い出に海外のリゾートで2人きりで挙式したい」と言うのです。これも200万~300万円の費用が必要です。
