<前編のあらすじ>
2年前の2024年当時、63歳の智明さんは経営者。60歳の妻・恵理子さん、30歳の息子・将吾さんと暮らしていました。
収入には余裕があったものの、自身が亡くなった後のことを心配し、遺族年金が支給されるかどうか確かめようと思いました。
自身は忙しかったので、息子の将吾さんが年金事務所を訪れ、確認したところ、「今すぐ亡くなった場合は遺族年金が支給される」という回答でした。ところが……。
●前編:「今すぐ死んだら、母さんに遺族年金が出るんだって」保険料の未納が多い63歳経営者が終活のために取った行動の中身
65歳になった途端に亡くなる
それから2年が経った2026年。ずっと元気でいたはずの智明さんが急病により、65歳になった途端に亡くなってしまいました。
突然の死に動揺する恵理子さんでしたが、2年前に遺族年金が出ると聞いていましたので、受け取りのために年金事務所に行ってみることにしました。将吾さんもついて行きます。窓口では2年前とは違う職員が対応し、その職員が智明さんのことについて恵理子さんと将吾さんに聞き取りをします。
すると、その結果「遺族厚生年金は支給されません」と告げたので、2人はすっかり驚いてしまいました。
将吾さんは職員に食い下がります。
「父は保険料の未納が多くて遺族年金が支給されないもしれないと心配していましたが、2年前にこちらで確認したら、支給されると言われました。その後も厚生年金の保険料は他界するまでずっと払っていました。どうして回答が変わったのでしょうか」
