孫のお迎えに夕食の支度…まるで「ベビーシッター」の日々

とはいえ、郊外の我が家に引っ越すとなると、香織や婿は勤務先から遠くなり、婿の方は通勤時間が2時間近くかかります。子どもたちの学校のことも含め、香織には「本当にいいの?」と何度も確認しましたが、香織は「家族で話し合って決めたことだから」と取り合いませんでした。

そして、翌年の3月末、香織一家が我が家に越してきたのです。

2階には子ども部屋が2つと主人の書斎、私たち夫婦の寝室があったので、急いで片付けて香織一家に使ってもらうことにしました。

家賃代わりに水道光熱費は香織たちに払ってもらい、朝食は香織、夕食もできるだけ香織が作るけれど仕事で遅くなりそうな時は子どもたちの分は私が用意するといった同居のルールも決めました。

そして、上の孫は地元の公立中に、下の孫は幼稚園に通うことになったのです。

けれど、いざ同居が始まってみると、想定外の出来事がたくさんありました。

下の孫を幼稚園に送っていくのは香織ですが、お迎えは私の役目です。お迎えの時間が決まっているので、平日の買い物や近所のお友達との外出は大きく制限されることになりました。下の孫はずっと保育園に預けられ親の愛情に飢えていたのか、大変な甘えん坊でもあります。家にいる間は、ばぁば、ばぁばと私の後をついて歩いて、一緒に遊ぼうとねだってきます。結果的に、香織が帰宅するまではベビーシッター状態です。

香織も香織で、当初話していた19時までに帰宅する日はせいぜい週に1度か2度。子どもたちに夕食を食べさせなければならないので、夕食の支度はいつの間にか、私の担当になりました。