主要マーケットの見通し:株式市場

日本株の上昇継続に向けた3シナリオ -AI半導体株の復活が鍵-

8月11日に東証株価指数(TOPIX)が最高値を更新しました。今後一段高となる投資環境を探るため、TOPIX構成銘柄を「AI(人工知能)・半導体関連株」、「金融関連株」、「その他株」の3グループ※1に分類し、日本株上昇のシナリオを検証します。

第1のシナリオは、「AI・半導体関連株(時価総額比率48%※2)」が相場を主導するケースです。当グループはSOX指数※3との連動性が極めて高いため(下図左下)、海外を含む旺盛なAI関連投資の継続期待から同指数が再び高値を試す展開となれば、このグループ主導でTOPIXが上値を切り上げる展開が見込まれます。

第2のシナリオは、「金融関連株(同16%※2)」が牽引するケースです。当グループは6~7月のAI・半導体関連株の下落局面でも堅調に推移し、TOPIX全体を下支えしました(下図上段)。金融関連株は、金利上昇局面で収益拡大期待を背景に相場を主導すると考えられます(下図右下)。一方、10年国債利回りが3%を上回る場合は、財政悪化懸念などを映じた「悪い金利上昇」と受け止められ、株式市場全体に逆風となる可能性があります。

第3のシナリオは、「その他株(同36%※2)」が牽引するケースです。その他株は、イラン紛争勃発前の2月末に高値を付けた後、調整が続いています(下図上段)。今後、情勢が全面収束に向かえば、当グループが相場全体を押し上げる展開が期待されます。

各シナリオの実現性や市場全体への影響度を勘案すると、TOPIXが今後も力強い上昇トレンドを維持する為には、時価総額の半分近くを占める「AI・半導体関連株」の本格的な騰勢回復が最大の鍵になると考えます。

※2: 2026年8月14日時点の直近時価総額。※3: フィラデルフィア半導体株指数。世界の主要半導体株30銘柄で構成される。

☑拡大画像

 

☑拡大画像

 

関連リンク:https://www.resona-am.co.jp/market/report_s/2026/260819_m.pdf

当レポート使用に際しての注意事項

■当レポートは投資環境等に関する情報提供のためにりそなアセットマネジメントが作成したレポートであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。販売会社が投資勧誘に使用することを想定して作成したものではありません。また、市場全般の推奨や証券市場等の動向の上昇または下落を示唆するものではありません 。
■記載されている内容、数値、図表、意見等は作成時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。また、将来の市場環境の変動や運用成果を示唆・保証するものではありません。
■当レポートは信頼できると判断した情報等をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。
■取引時期などの最終決定は、お客さま自身の判断でなされるようお願いいたします。
■元本保証のない投資商品は相場環境の変動などにより投資元本を割込むことがあります。投資商品は預金ではなく預金保険対象外です。商品ごとの手数料・リスクなどの詳細は「契約締結前交付書面」や「説明書」等をご確認ください。
■当レポートに示す意見等は、特に断りのない限り 、当レポート作成日現在のりそなアセットマネジメントの見解です。また、りそなアセットマネジメントが設定・運用する各ファンドにおける投資判断がこれらの見解に基づくものとは限りません。