長期の運用成績に注目! 一方で留意点も!?
一方で、購入前に知っておきたい留意点は次の通りだ。
・毎月決算型の予想分配金提示型であり、分配金を支払うことで基準価額は下がる(ただし、予想分配金提示型のファンドは基準価額の水準に応じて分配金額が決定されるため、一般的な毎月分配型と比べて分配による基準価額の下落は限定的である場合が多い)。
・セクター別配分は情報技術34.3%とコミュニケーション・サービス13.9%で全体の約5割を占め、組入上位10銘柄の合計は44.0%(銘柄数66)に達するなど、上位セクター・上位銘柄に基準価額が左右されやすい(2026年7月31日時点)。
・Dコースの騰落率は、短期、長期でいずれもベンチマークを下回っている期間がある。
・運用管理費用は年1.727%(税込)、直近運用報告書対象期間の総経費率は1.72%程度で、購入時手数料は上限3.3%(税込)と、パッシブファンドに比べると相応に割高である。
続いてDコースのパフォーマンスを紹介する。 騰落率は以下の通りだ。
・1年 12.61%
・3年 66.13%
・5年 99.36%
・10年 482.54%
(2026年7月末)
ここまでの情報を踏まえ、投資の向き・不向きは以下の要素を参考にすると良いだろう。
<向いている人>
・値上がり益の一部を分配金として毎月受け取る形にしたい人
・資産取り崩し時期の収入として、分配金を活用したい人
・米国成長株への投資に加え、定期的な分配金の受け取りも重視したい人
・インデックスのように市場全体に投資するのではなく、持続的な成長がのぞまれる米国株に厳選して投資をしたい人
・情報技術とコミュニケーション・サービス分野を中心とした成長企業への投資に魅力を感じる人
<向いていない人>
・NISAの非課税枠の中で運用したい人
・分配を受け取らず複利で資産を増やしたい人
・低コストのインデックスファンドのみで資産形成したい人
・米国株のみに投資するリスクを避けたい人
今回は「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の特徴をひも解いた。投資信託に万人にとっての正解はなく、その選定基準も人それぞれだ。本連載では今後も各商品を深掘りし、個人投資家が自分の大切な資産を託せる“推し”を見つけるヒントをお届けしていく。
執筆/フィナシー投資信託取材チーム
※記事内の数字は注記がない場合は8月10日時点(出所:アライアンス・バーンスタイン公式サイト、騰落率は資産運用業協会データ)
