高収益を支える独自KPIと、投資・リスクのバランス

好業績を支える具体的な要因を見ていきましょう。

①高利益率

2026年12月期の業績予想は売上高2,910億円、営業利益は606億円、前年度から大幅な増収増益で過去最高を更新する見込みです。営業利益率は20.8%と、化学工業業界の平均営業利益率の7.7%※を大きく上回っており、その要因は独自のKPIと攻めの投資姿勢にあるといえます。

※出所:経済産業省「2025年企業活動基本調査確報―2024年度実績―」

②独自のKPI「研究開発効率」

同社は「直近5年間の営業利益÷その前の5年間の研究開発費」を研究開発効率としてKPIに設定しています。この数値が300%を超え、2025年12月期には350%を超える実績となったことから、目標値を従来の200%から一気に400%へと大幅に引き上げました。資本効率向上への強い意欲が表れています。

③攻めの投資姿勢

旺盛な需要に応えるため、tok中期計画2027の3年間で760億円の設備投資を計画し、韓国子会社での新工場建設などを進めています。また、同期間で過去最大の520億円を研究開発に投資する予定であり、研究開発効率400%を超過した利益は、10年以上先を見据えた超長期テーマへの投資に上乗せする方針です。