ステップ④ 実際に株式を注文・購入する
購入したい株式が決まったら、「購入株数」「注文方法」などを指定して実際に注文を行う。ここで重要になるのが「注文方法」の選択だ。注文方法には大きく分けて「指値注文」と「成行注文」の2種類がある。
指値注文とは、株式を売買する値段を自分で指定して注文する方法だ。購入の際に「いくらまでであれば購入する」という具体的な金額を提示して注文する。
成行注文とは、株式の売買時の値段を指定しない注文方法だ。「いくらでもいいから買いたい」という場合に使われる。指値注文よりも取引が成立しやすいという特徴がある一方、想定よりも高い(または低い)価格で取引が成立する可能性もある。
なお、指値注文は自分が希望する価格で取引したい場合や、今の株価よりも安く買いたい場合に向いている。一方、成行注文は、価格よりも「今すぐ確実に売買を成立させたい」ことを重視する場合に使われ、株価が大きく上昇・下落している局面で、チャンスを逃さず素早く取引したい時によく利用される傾向にある。どちらの注文方法を選ぶかは、株価の動きや自分が希望する売買価格、タイミングを考慮しながら判断するとよいだろう。
株式の取引ができる時間を把握しておこう
株式は24時間365日売買できるわけではない。主な国内株を取り扱う東京証券取引所(東証)の取引可能時間は、午前の部(前場:ぜんば)が9時~11時30分、午後の部(後場:ごば)が12時30分~15時30分と決まっている。
また取引ができるのは平日のみで、土日祝日および年末年始(12月31日から1月3日)は取引ができない。初めて投資を行う際には、この点を必ず覚えておきたい。
ただし、取引可能時間外であっても、証券会社のサイトなどから買いや売りの注文自体を出すことはできる。例えば夜20時に買いの注文を出しておけば、翌朝9時の取引開始と同時に注文が処理される仕組みだ。
なお、証券会社のシステムメンテナンス時間中は注文を出せないこと、また証券会社によっては取引可能時間の直後(例えば11時30分から10分程度など)に注文の受付を停止しているケースもある。口座を開設している証券会社の注文可能時間については、事前に必ず確認しておくべきだろう。
ステップ⑤ 保有株式を売却するタイミングを考える
保有している株式が値上がりして利益が出た場合などには、購入時と同様に「売却株数」「注文方法」などを指定して売却を行う。
株式を売却するタイミングを見極めるのは、プロの投資家でも難しいとされている。では、どのような判断基準を持っておくとよいのだろうか。
売り時の一つの目安となるのが、「目標金額に達したとき」だ。事前に「これくらいの利益が出たら売却する」という目標を決めておくことで、目標金額に達した際に売る決断がしやすくなる。投資において欲は禁物で、「もう少し株価が上がるかもしれない」と思っているうちに株価が下落し、売るタイミングを逃してしまうこともある。着実に利益を得るためにも、事前に設定した目標金額になったら売ることを心掛けることが重要だ。
「許容できる損失を超えそうなとき」も、売り時の一つの基準となる。株式に限らず、投資商品は日々価格が変動するため、利益が出ることもあれば損失が発生することもある。「いくらまでの損失であれば保有し続けられるか」という基準をあらかじめ決めておくことで、想定を超えた損失の拡大を防ぐことにつながる。
ここでご紹介した「売り時」はあくまで考え方の一つである。売り時の判断基準はほかにも考えられる(企業の業績悪化、市場環境の変化、保有目的がなくなった等)が、大切なのは一時的な感情に左右されないこと。自分が設定した基準を持ち、達したタイミングで売ることが重要なポイントだ。
