株式投資を始めてみたいと思っても、「どうやって株を買えばいいのか分からない」と感じる人は少なくないだろう。投資に限らず、新たなことに挑戦する際には、最初は分からないことが多いものだ。
この記事では、株式の買い方について一からやさしく解説する。株式投資を行う際の注意点などについても解説するので、これから株式投資を検討している人はぜひ参考にしてほしい。
ステップ① 証券会社で口座を開設する
株式投資を始めるために、最初にやるべきことは証券口座の開設だ。銀行口座がなければお金の出し入れができないように、株式を売買するためには「証券口座」という専用の口座が必要になる。
証券口座は、証券会社で開設できる。多くの証券会社では、インターネットから口座開設の申し込みが可能だ。各社の公式サイトから手続きを行えるため、気になる証券会社があればアクセスして確認してみるとよい。
口座開設の手続きが完了するまでにかかる時間は、オンライン申込であれば最短で即日~翌営業日、郵送の場合は1~2週間程度が一般的とされている。ただしNISA口座を合わせて開設する場合は税務署の審査等が加わるため、最大で1カ月程度かかることもある。必ずしも申し込み後すぐに取引を始められるわけではないため、余裕を持って手続きを進めることが大切だ。
ステップ② 銀行口座から証券口座へ資金を入金する
証券口座が利用できるようになったら、次は株式の購入資金を銀行口座から証券口座へ移す作業が必要だ。自分の銀行口座にあるお金を証券口座に入金することで、はじめて株式を購入できるようになる。
入金方法には主に3つの種類がある。「即時入金」「リアルタイム入金」「銀行振込」だ。それぞれの特徴は以下の通りだ。
即時入金は、インターネットバンキングを利用して、自分の銀行口座から証券口座へ振り込む方法だ。手数料は無料(証券会社が負担)、入金は即時に反映される。ただし、事前に銀行のインターネットバンキング契約が必要になる。
リアルタイム入金は、証券会社のサイトで口座振替の登録などを行うだけで利用できる方法だ。インターネットバンキングの契約は不要で、手数料は証券会社が負担するため利用者の費用負担はない。基本的に24時間いつでも利用できる。入金した金額は「買付余力」(株式の購入に使用できる金額)に即時反映される。
銀行振込は、銀行の窓口やATMを使って証券口座に振り込む方法だ。他の2つの方法と異なり、振込手数料は利用者の自己負担となる。また、証券会社が振り込みを確認した後に買付余力へ反映されるため、即時には反映されない点も覚えておきたい。
どの方法を選ぶかは、自分の口座状況や利用目的に合わせて判断するとよいだろう。なお紹介した入金方法は、証券会社ごとに利用条件等が異なるため、詳細については公式サイト等で確認することをおすすめする。
ステップ③ 購入したい企業の株式を選ぶ
証券口座への入金が完了したら、いよいよどの企業の株式を買うかを選ぶ段階だ。
初めて株式を購入する際は、自分にとって身近な企業を選ぶことが一つのポイントだ。投資の世界には『遠くのものは避けよ』という格言がある。これは、なじみのない企業よりも、自分がよく知っている企業や自分の好きなものを取り扱っている企業などから選ぶ方が判断しやすく、間違いが少ないという意味だ。
また、株式の購入は通常「100株単位」で行われる。例えば株価が300円の企業であれば、最低でも3万円(300円×100株)の資金が必要となる。株価は企業ごとに大きく異なるため、株価の高い企業の株式を購入しようとすると、ある程度まとまった資金が必要になる。
一方で、一部の証券会社では「単元未満株」と呼ばれるサービスを提供しており、通常の100株単位に満たない1株単位から購入できる場合もある。最初からまとまった金額を投じることに抵抗を感じる場合は、こうしたサービスを確認してみるのも一案だ。
