「ゴールド」人気は一服だが

株式市場の先行きに不透明感が強まっているが、このような中でリスクヘッジの手段としても活用されてきた「金(ゴールド)」については、人気が一服している。SBIアセットが設定する「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)」は今年1月には売れ筋トップ10で第3位だったものが、現在は第8位にまで順位を落としている。基準価額の動きを振り返っても、3月3日にピークの2万9876円をつけてから右肩下がりで、5月15日には2万6630円とピーク比10.86%安にまで落ちた。5月第3週もマイナス0.25%とやや下落している。イラン紛争によってコモディティ(商品)市場の関心は、ゴールドから原油に移っている。

ただ、「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)」は依然として過去1年リターンがプラス53.33%(4月末時点)、6カ月でもプラス17.92%(同)と高い水準を保っているため、簡単にはトップ10を外れないくらいには根強い人気が続いている。好調なパフォーマンスによって主要な投資対象として定着したゴールドが現在の人気を保ち続けるのか、今後の展開を見ていきたい。

執筆/ライター・記者 徳永 浩