現役世代の親と小さな子との関係で「お金と幸せ」を語ってみよう

最初はまず、親と未成年の子との間で交わす、お金の話から考えてみましょう。

子どもの方からお金の話を振ってくるか、親の方から話を切り出すかは工夫のしどころですが、できるだけ「隠さない」ことを意識してみましょう。

「うちはお金がないの?」と聞かれて、「そうよー、ウチはお金ないのよー(笑)」という受け答えばかりしていると、親が働くことに対して子どもは誇りを持てなくなり、仕事をする自分の未来にポジティブなイメージを持てなくなります。

実際には子育て中は家計が火の車かもしれませんが、ちゃんと仕事をして稼いでおり、ただし余裕はない(「友だちの○○ちゃんの家のように毎年ハワイには行けないけどね」)ということはきちんと話してみたいところです。

「ウチの年収、多いの少ないの?」とか「お父さんの年収ってどれくらいなの?」のような直球の質問も、子どもの年齢を考えながらまじめに回答してあげてください。中学生以上であればある程度の金額も告げていいように思います。

お金の話といえば、子どもが自分の裁量の範囲でお金を使うような「おこづかい」も子どもとお金の話をするチャンスです。

おこづかいを与えて、お菓子代などを自己管理させてみたところ、おこづかい日の数日後には使い切っているようなら、「ほしい!」と「ガマン!」のバランスを教えるよいきっかけになるでしょう。

中学生くらいになったら、自分で予算を考えさせ、服代などのお金を与え、お店で一人で買わせてみるようなこともいい経験になります(ショッピングモールなどで、服屋にはひとりで行かせ、親は喫茶店で待つなどすると安心です)。

アルバイトをする年代になったら、仕事で稼ぐことの大切さと、がんばって稼いだお金をどう有意義に使うかについて話してみるといいでしょう。

もちろん、新社会人になった子とのお金の話、というのも考えられます。できれば先輩としてお金にまつわる苦労話などは少し聞かせてあげて、子が失敗せずにすむようなヒントを与えてあげてください。「手取りの15%は絶対に貯めて、NISAに入れておきなさい。きっと将来役立つから」のような金言も、ちゃんと理由も含めて説明できると理想的です。