最下位は2市 千葉市ともう1つは?

続いて27位から52位を見ていこう。

全国「貯蓄といえば定期預貯金派」ランキング(全国主要52都市)

​27位 和歌山市 27.8%
28位 山形市 27.7%
28位 前橋市 27.7%
30位 宮崎市 27.6%
31位 岐阜市 26.7%
32位 大津市 26.5%
33位 福島市 26.4%
34位 広島市 26.0%
35位 甲府市 25.9%
36位 横浜市 25.6%
37位 京都市 24.9%
38位 堺市 24.7%
39位 宇都宮市 24.0%
39位 富山市 24.0%
41位 川崎市 23.9%
42位 新潟市 23.7%
43位 福岡市 22.9%
44位 岡山市 22.1%
45位 奈良市 21.4%
46位 相模原市 20.5%
47位 東京都区部 20.3%
47位 名古屋市 20.3%
49位 仙台市 20.1%
50位 北九州市 19.9%
51位 さいたま市 19.8%
51位 千葉市 19.8%

出所:総務省「家計調査(貯蓄・負債編)」(2025年5月公表)よりFinasee編集部作成

残る27位から52位はどうだろうか。最下位は同率でさいたま市と千葉市。いずれも東京都心から通勤圏にある大都市(2025年の人口はそれぞれ約135万人、約98万人)だ。定期預貯金の割合は19.8%と、最も高かった青森市(40.7%)の約半分だった。同じ調査結果によれば、実は両市とも定期預貯金の金額ではそれほど順位は低くない(それぞれ23位、27位)。定期預貯金の他にもお金を振り向けている資産がありそうだ。

この傾向をより強くしたのが東京都区部(割合47位、金額9位)といえるかもしれない。また首都圏ではないが、奈良市(割合45位、金額8位)もこれに近いだろう。

僅差で50位に登場したのは北九州市(19.9%)。こちらは“東京・奈良系”とは事情が異なり、定期預貯金の金額自体も51位。定期預貯金以外の資産を好む傾向があるのだろうか。仙台市(割合49位、金額52位)も“北九州系”に連なるかもしれない。

金利上昇といえども定期預貯金だけでは資産が目減りする可能性も…

全国主要52都市の「貯蓄といえば定期預貯金派」ランキング。1位は青森市(40.7%)、最下位はさいたま市と千葉市(ともに19.8%)だった。

最近は金融機関でも定期預貯金の金利を引き上げる動きがみられ、5年の預入期間で1%を超えるところも(2026年2月時点)。そのため、定期預貯金が見直される傾向もある。

一方で現在の金利上昇の背景の一つには物価上昇がある。仮に2%の物価上昇が10年間続くと、現在1000万円のお金があっても、10年後は現在の物価で約820万円分の物やサービスしか買えなくなる。定期預貯金より高い利回りが期待できる株や投資信託への投資を組み合わせるなど、貯蓄の目減りを防ぐ対策を考える必要がありそうだ。

調査概要 調査名:「家計調査(貯蓄・負債編)」 調査主体:総務省 公表:2025年5月