2/16週のポイント
来週のポイントです。雇用統計の発表後、一旦154円台半ばまで上昇したもののドル円はすぐに反落しました。年次改定による大幅な下方修正が発表される前に下落に転じており、ドル円の地合いの悪さがうかがわれます。リスクリバーサルに見られる通り、短期的にはドル高円安期待が大幅に後退しており、引き続き円の買い戻しが先行しやすい状況でしょう。
仮に、152.10を下抜けした場合は、投機筋は円ショートの解消から円ロングの構築に転じる可能性もあり、その場合は150円割れも視界に入ってくるでしょう。ただ、今回の衆議院選挙では積極的な財政が国民の信を得たことになり、高市政権は今後も財政拡張路線を維持すると考えられます。従って、一定のインフレが続くと考えられます。
ドル円相場がこの程度の水準にとどまる限り、日銀が利上げを急ぐ必要性も低くなります。実質金利がマイナス圏にとどまる可能性が高く、国際収支面での需給に照らしても円高が定着する環境ではありません。基本的にドル高円安基調が続くと見ています。もっともこうした見方に対する最大のリスク要因は「日本買い」シナリオに転じる場合です。すなわち株高と円高が並走する展開です(スライド10)。
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