「将来に備える」感覚だけは現代人の課題

大きな違いがひとつあるとすれば、将来のための備え、という感覚です。現代人がファイナンシャル・ウェルビーイングを高めようとすれば、「将来のお金の不安解消」を意識する必要があります。そのための計画的な貯蓄や積立投資を考える必要があります。これは、江戸時代にはあまり自覚されていなかったテーマです。

江戸時代だったら、「疫病が流行れば、いきなり死ぬかもしれない」という世界ですから老後のために計画的にお金を貯めておこうとはならないでしょう。しかし私たちはそうはいきません。

目の前のお金のやりくりをしっかり行い(できれば江戸時代のような掛け払いはせずに)、将来のお金の必要性にもしっかり備えていきたいものです。

国の社会保障制度なども江戸時代になかったものですが、私たちは社会保険料や税金をきちんと納めていれば、病気やケガをしたとき、老後の安定収入などのサポートを受けることができます。

江戸時代も楽しそうですが、それより豊かな現代に暮らす私たちは、お金の不安も実感するようになりました。ぜひウェルビーイングとお金の関係を意識してみてください。

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2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』の舞台は安土桃山時代ですが、「お金」「ウェルビーイング」を意識しながら見てみると、また違った発見があるかもしれませんね。